退去費用でネジ穴はいくら?画鋲・ネジ・アンカーの負担区分
穴の種類別の負担区分と修繕費
| 穴の種類 | 判定 | 修繕費目安 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 画鋲・ピンの穴(小さい) | ❌ 貸主負担 | 0円 | ガイドラインで通常損耗と明記 |
| エアコンのビス穴 | ❌ 貸主負担 | 0円 | エアコン設置は通常使用 |
| ネジ穴(下地ボード貫通) | ✅ 借主負担 | 5,000〜15,000円 | 下地ボードの補修が必要 |
| アンカー穴(大きい) | ✅ 借主負担 | 10,000〜20,000円 | ボード交換が必要な場合 |
| 穴を理由にクロス全面張替え | ❌ 不当請求 | 部分補修のみ | ガイドラインで部分補修が原則 |
画鋲穴が貸主負担である根拠
ガイドラインでは画鋲やピンの穴について「壁にポスターやカレンダーを掲示することは通常の生活の範囲であり、その程度の穴は通常損耗に該当する」としています。
ただし以下の場合は注意が必要です。
- 契約書に「画鋲禁止」の特約がある:特約が有効なら借主負担の可能性
- 穴の数が異常に多い:通常使用の範囲を超えていると判断される可能性
- 穴が大きく広がっている:画鋲ではなくネジ穴レベルと判断される可能性
ネジ穴の修繕費を抑える方法
- 部分補修を主張:ネジ穴を理由にクロス全面張替え(数万円)を請求されても、部分補修(パテ埋め+クロス補修)なら5,000〜15,000円
- 減価償却を主張:6年以上住んでいればクロス部分は残存価値1円。ボードのパテ埋め費用(数千円)のみが実質負担
- 自分で補修材を使う:退去前にホームセンターのパテ埋め材(数百円)で穴を埋める方法も(管理会社の許可が必要)
火災保険で取り戻す方法
壁にネジ穴を開けた場合、火災保険の借家人賠償責任特約で修繕費を取り戻せる可能性があります。
- 保険会社に「壁に棚を取り付ける際にネジ穴を開けてしまった」と連絡
- 保険証券の特約内容を確認
- 対象であれば保険金が支給
退去後でも請求可能(事故から3年以内)。金額は小さいですが使えるなら使ってください。火災保険の使い方参照。
筆者の実例
筆者は71万→14万に減額。ネジ穴に限らず、見積書の全項目をガイドラインと照合して不当項目を指摘することが基本です。穴を理由にクロス全面張替えを請求されたら「部分補修が原則です」と必ず主張してください。
よくある質問
Q. 画鋲の穴で退去費用を請求された
画鋲穴はガイドラインで通常損耗と明記されています。「画鋲穴はガイドラインで通常損耗とされており、貸主負担です」と伝えてください。契約書に「画鋲禁止」の特約がある場合は別途確認が必要です。
Q. ネジ穴を理由にクロス全面張替えを請求された
全面張替えではなく部分補修が原則です。さらに6年以上ならクロスの残存価値は1円。実質負担はパテ埋め数千円のみです。
Q. 壁に穴を開けずに済む方法は?
粘着テープ式のフック、突っ張り棒、ディアウォールなどの壁を傷つけない方法があります。入居中の対策で退去時の負担を避けられます。
まとめ
画鋲穴は通常損耗で貸主負担(0円)。ネジ穴は借主負担だが5,000〜15,000円程度。6年以上ならクロス1円でパテ埋めのみ。穴を理由に全面張替えは不当。火災保険で取り戻せる場合もあります。
💰 退去費用シミュレーター
筆者の実例
筆者は3LDKに6年間居住し、退去時に710,300円を請求。ガイドラインと民法621条で交渉した結果、148,750円まで減額。561,550円(79%)の削減。弁護士なし。
実際の相談事例
「壁紙100%請求→ガイドライン説明→35%に」。知らない前提で100%請求する業界構造。
✅ 見積書チェッカー
あなたの見積書に含まれている項目をチェックしてください:
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