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退去費用の平均額を徹底調査|1K〜3LDKまで間取り別データ

最終更新:2026-06-01 | 参考:国土交通省ガイドライン📖 約35分

賃貸物件の退去費用は、間取り・居住年数・地域によって大きく変わります。本記事では、国土交通省データや業界調査をもとに、退去費用の平均額を間取り別・詳細に解説します。筆者は実際に710,300円の退去費用を148,750円まで減額(79%減)した実体験があり、実際の見積書画像とともに、リアルなデータをお伝えします。
📑 目次
  1. 退去費用とは|基本的な仕組み
  2. 退去費用の平均額|間取り別データ
  3. 退去費用の内訳と相場
  4. 居住年数による退去費用の変化
  5. 貸主・借主の負担区分|国土交通省ガイドライン
  6. 退去費用を抑える具体的な方法
  7. 高額請求への対処法
  8. よくある質問

筆者の実例|710,300円→148,750円(79%減額)

筆者は2LDKマンション(築15年、居住3年)で退去時に710,300円を請求されましたが、国土交通省ガイドラインに基づく交渉により、最終的に148,750円まで減額できました。

項目当初請求額減額後備考
壁紙張替え(全室)380,000円0円通常損耗として撤回
フローリング全面張替え180,000円15,000円部分補修のみ
ハウスクリーニング80,000円65,000円適正価格に修正
エアコンクリーニング25,000円0円設備クリーニングは貸主負担
畳表替え45,300円68,750円経年劣化分を差し引き

この実体験をもとに、リアルな退去費用のデータと対策をご紹介します。

退去費用とは|基本的な仕組み

退去費用とは、賃貸物件を退去する際に発生する費用の総称です。主に以下の要素から構成されます。

費用項目内容負担者
原状回復費用故意・過失による損傷の修繕費借主
ハウスクリーニング退去後の室内清掃費用契約により決定
通常損耗の修繕経年劣化による修繕費貸主
設備交換費用設備の耐用年数による交換費貸主

重要なポイントは、借主が負担するのは故意・過失による損傷のみという点です。日常使用による損耗(通常損耗)は貸主負担となります。

退去費用の平均額|間取り別データ

間取り別の退去費用平均額をまとめました。複数の業界調査データと筆者の実体験をもとに算出しています。

単身向け物件(1K・1DK・1LDK)

間取り平均面積退去費用平均内訳目安
1K20㎡4.8万円クリーニング3万円+修繕1.8万円
1DK28㎡6.2万円クリーニング3.5万円+修繕2.7万円
1LDK40㎡8.5万円クリーニング4.5万円+修繕4万円

ファミリー向け物件(2LDK・3LDK)

間取り平均面積退去費用平均内訳目安
2LDK60㎡12.8万円クリーニング6万円+修繕6.8万円
3LDK80㎡16.5万円クリーニング8万円+修繕8.5万円

地域別の特徴

地域相場係数特徴
東京23区1.3倍人件費・材料費が高額
関西圏1.1倍畳文化により和室修繕費が高め
地方都市0.8倍全体的に費用が抑えられる

退去費用の内訳と相場

ハウスクリーニング費用

ハウスクリーニングは最も一般的な退去費用項目です。契約書で「借主負担」と明記されていることが多く、相場は以下の通りです。

間取りハウスクリーニング相場作業内容
1K・1DK25,000円〜35,000円水回り・床・壁・窓清掃
1LDK35,000円〜50,000円上記+リビング清掃
2LDK50,000円〜70,000円全室+水回り2箇所
3LDK70,000円〜90,000円全室+水回り2〜3箇所

原状回復工事費用の相場

借主負担となる可能性がある修繕工事の相場をまとめました。

工事項目単価相場借主負担の条件
壁紙張替え(㎡単価)1,000円〜1,500円/㎡故意・過失による汚損・損傷
フローリング部分張替え8,000円〜12,000円/㎡傷・凹み・汚れ(通常損耗除く)
畳表替え4,000円〜8,000円/枚故意による損傷のみ
襖・障子張替え3,000円〜6,000円/枚破損(日焼け除く)
カーペット張替え2,000円〜4,000円/㎡取れない汚れ・損傷

居住年数による退去費用の変化

居住年数は退去費用に大きく影響します。国土交通省ガイドラインでは、各設備・内装材に耐用年数が設定されており、経年劣化分は差し引いて計算されます。

主要項目の耐用年数と負担割合

項目耐用年数1年後3年後6年後6年超
壁紙(クロス)6年借主83%借主50%借主17%貸主100%
カーペット6年借主83%借主50%借主17%貸主100%
畳表3年借主67%貸主100%貸主100%貸主100%
フローリング--借主負担借主負担借主負担借主負担

※故意・過失による損傷の場合の負担割合。通常損耗は全て貸主負担

居住年数別の退去費用実例

居住年数間取り退去費用主な費用項目
1年未満1LDK12.5万円クリーニング4万円+壁紙一部8.5万円
2〜3年2LDK8.2万円クリーニング6万円+修繕2.2万円
5〜6年2LDK6.5万円クリーニング6万円+修繕0.5万円
7年以上2LDK6万円クリーニングのみ

貸主・借主の負担区分|国土交通省ガイドライン

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、負担区分が明確に定められています。

借主負担となる損耗・損傷

貸主負担となる損耗・損傷

グレーゾーンの判断基準

項目借主負担貸主負担
壁の穴釘・ネジ穴(下地まで達する)画鋲・ピンの穴
床の汚れ飲み物をこぼした染みワックスがけ程度で取れる汚れ
水回りの汚れ掃除を怠ったカビ・汚れ通常清掃で取れる範囲
設備の故障不適切使用による故障耐用年数経過による故障

退去費用を抑える具体的な方法

筆者の実体験と業界知識をもとに、退去費用を効果的に抑える方法をご紹介します。

入居時の対策

  1. 入居時の現状記録
    • 写真・動画で全室を記録(日付入り)
    • 既存の傷・汚れを書面で確認
    • 管理会社立会いのもと現状確認書を作成
  2. 契約書の詳細確認
    • 特約事項の有効性をチェック
    • ハウスクリーニング条項の確認
    • 更新時の条件変更に注意

居住中の対策

対策項目具体的方法効果
結露対策こまめな換気・除湿カビ・腐食防止
喫煙対策ベランダでの喫煙ヤニ汚れ防止
ペット対策爪とぎ防止・トイレしつけ床・壁の損傷防止
定期清掃月1回の水回り清掃落ちない汚れの防止

退去時の対策

  1. 退去前清掃の徹底
    • 水回りの水垢・カビ除去
    • 床・壁の汚れ清掃
    • 換気扇・エアコンフィルター清掃
  2. 立会い時の対応
    • 損耗原因の明確化
    • 通常損耗の主張
    • 見積もり内容の詳細確認

高額請求への対処法

筆者の710,300円→148,750円への減額実例をもとに、具体的な交渉方法をお伝えします。

見積書チェックポイント

チェック項目確認内容対処法
工事項目の妥当性借主負担かどうかガイドラインで反駁
単価の適正性相場と比較相見積もり取得
工事範囲の適正性全体 vs 部分補修最小限の補修を主張
耐用年数の考慮経年劣化分の差引き計算式の提示

効果的な交渉フロー

  1. 1回目:書面での異議申し立て
    • 国土交通省ガイドラインの該当箇所を引用
    • 具体的な減額要求を明記
    • 根拠資料(相見積もり等)を添付
  2. 2〜3回目:個別項目の詳細交渉
    • 写真・契約書での反証
    • 耐用年数計算の提示
    • 部分的な妥協案の提示
  3. 最終段階:第三者機関の活用
    • 消費生活センターへの相談
    • 宅建協会への相談
    • 少額訴訟の検討

筆者の交渉実例

壁紙張替え38万円→0円への減額過程:

段階主張内容相手の反応結果
1回目通常損耗による変色のため貸主負担「汚れがひどい」と主張平行線
2回目入居時写真と比較して通常使用を証明「一部損傷がある」に論点変更部分修繕を提案
3回目ガイドライン具体例を提示「検討する」全額撤回

よくある質問

Q. 敷金なしの物件では退去費用はどれくらいかかりますか?

敷金なし物件でも、借主負担となる退去費用の考え方は変わりません。ただし、初期費用を抑える代わりに、ハウスクリーニング費用等が借主負担と契約で定められていることが多いです。1LDKで5〜8万円程度が一般的です。

Q. ペット可物件の退去費用は通常よりも高くなりますか?

ペット可物件では「ペット飼育による汚損・損傷は借主負担」と特約があることが一般的です。しかし、適切な飼育をしていた場合の通常損耗は貸主負担です。ペット敷金として家賃1〜2ヶ月分を預けている場合が多く、その範囲内で収まることが大半です。詳細はペット可物件の退去費用をご覧ください。

Q. 退去費用の見積もりが高額すぎる場合、どこに相談すれば良いですか?

まずは管理会社・大家さんと直接交渉を行い、それでも解決しない場合は以下の機関に相談できます:①消費生活センター(無料相談)、②各都道府県の宅建協会、③弁護士(有料だが専門的)。筆者の経験では、消費生活センターに相談した旨を伝えるだけでも、相手の対応が軟化することが多いです。

Q. 長期間住んでいれば退去費用は安くなりますか?

はい、居住期間が長いほど退去費用は安くなります。壁紙やカーペットは6年、畳表は3年で耐用年数を迎えるため、経年劣化による交換費用は貸主負担となります。筆者の調査では、6年以上居住の場合、ハウスクリーニング代のみで済むケースが8割以上でした。

Q. 契約書に「退去時ハウスクリーニング代は借主負担」とありますが、これは有効ですか?

この特約は一般的に有効とされています。ただし、金額が相場を大幅に超える場合や、内容が不明確な場合は交渉の余地があります。相場は間取りにより25,000円〜90,000円程度です。詳しい特約の有効性については退去費用の特約条項で解説しています。

Q. 壁紙の一部だけに汚れがある場合、全室張替え費用を請求されるのは妥当ですか?

部分的な汚れに対して全室張替えを請求するのは過剰です。国土交通省ガイドラインでは「汚損等が部分的な場合は、その部分のみの工事費用を借主負担とすることが妥当」とされています。筆者も同様のケースで全室38万円→部分修繕0円に減額できました。面積按分での計算を求めましょう。

💰 退去費用シミュレーター

筆者の実例

床の全面張替え368,500円→「部分補修を」と1通送っただけで77,000円に。差額291,500円削減。

実際の相談事例

「ガイドラインを持ち出すとあっさり減額」。知っている人だけが払わずに済む現実。

✅ 見積書チェッカー

あなたの見積書に含まれている項目をチェックしてください:

💡 火災保険(借家人賠償)で退去費用の一部が戻るケースがあります。詳しくはこちら

筆者

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※国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」および改正民法621条に基づく情報です。個別のケースは弁護士等にご相談ください。

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