退去費用を安くする掃除のコツ|退去前にやるべき掃除リスト
退去前の掃除で退去費用が変わる理由
ハウスクリーニング特約は「プロの清掃費用」を借主が負担する取り決め。これとは別に、日常の清掃を著しく怠った場合は「善管注意義務違反」として追加費用が発生する可能性があります。退去前に掃除しておけば、この追加請求を防げます。
場所別:退去前の掃除リスト
キッチン(最重要)
コンロ周りの油汚れ。換気扇・レンジフード。シンクの水垢。排水口。油汚れの固着は善管注意義務違反の典型。市販の油汚れ用洗剤で十分落とせます。
浴室
カビ(特にゴムパッキン・タイル目地)。鏡の水垢。排水口の髪の毛。浴槽の湯垢。カビキラー等で処理。構造的な結露によるカビは貸主負担ですが、掃除不足のカビは借主負担になる場合があります。
トイレ
便器の水垢・黄ばみ。床の汚れ。換気扇。トイレ用洗剤で十分。
窓・ベランダ
窓ガラスの汚れ。サッシのカビ。ベランダの掃除。
やらなくていいこと
- 壁の画鋲穴の補修 — 通常使用。貸主負担
- 家具の跡・へこみの補修 — 通常使用。貸主負担
- 日焼けの修復 — 経年変化。貸主負担
- 壁の傷やフローリングの傷を自分で修繕 — かえって悪化するリスク。プロに任せて適正な費用を負担する方がトラブルが少ない
掃除のタイミング
荷物を搬出した後に掃除するのがベストです。家具や荷物がある状態では隅々まで掃除できず、時間も倍かかります。引っ越し日の翌日に掃除日を確保するのがおすすめです。
掃除にかかる時間と費用の目安
| 間取り | 掃除にかかる時間 | 必要な洗剤等の費用 |
|---|---|---|
| 1R・1K | 2〜3時間 | 1,000〜2,000円 |
| 2LDK | 4〜6時間 | 2,000〜3,000円 |
| 3LDK | 6〜8時間 | 2,000〜4,000円 |
数千円と数時間の投資で、数万円の追加請求を防げます。
筆者の実例
筆者は退去前に掃除をしましたが、それでも71万円を請求されました。掃除で防げるのは「善管注意義務違反の追加請求」であり、ガイドライン違反の過剰請求を防ぐには別の対策(交渉)が必要です。掃除+ガイドラインの知識、両方が大切です。
よくある質問
Q. 自分で掃除すればクリーニング代は不要?
特約がある場合、自分で掃除してもクリーニング代は発生します。退去前の掃除は「追加請求の防止」が目的です。
Q. 退去前に業者にクリーニングを依頼すべき?
特約のクリーニングは管理会社が手配するため、自分で業者を呼ぶ必要はありません。日常レベルの掃除で十分です。
まとめ
退去前の掃除はキッチン→浴室→トイレの順に重点的に。数千円と数時間で追加請求を防げます。ただし掃除だけでは不十分。ガイドラインの知識も併せて持ってください。
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