退去費用で払う必要ないものとは?ガイドラインで確認するチェックリスト
払う必要ないものチェックリスト
見積書を手元に置き、以下の項目が含まれていないか確認してください。
通常損耗・経年変化(全て貸主負担)
- □ 画鋲・ピンの穴(通常使用の範囲)
- □ テレビ・冷蔵庫裏の黒ずみ(電気ヤケ)
- □ 日焼けによる壁紙・床の変色
- □ 家具の設置跡・へこみ
- □ フローリングのワックス擦れ
- □ 畳の日焼け・変色
- □ 網戸の経年劣化
- □ コーキングの劣化・変色
減価償却で大幅減額できるもの
- □ クロス全面張替え(6年以上居住で残存価値1円)
- □ カーペット・CF全面張替え(6年以上で残存価値1円)
ガイドラインで貸主負担とされるもの
- □ 鍵交換代(物件管理=貸主負担)
- □ エアコン内部洗浄(設備維持=貸主負担)
- □ 塗装工事(通常損耗の可能性)
- □ 諸経費・取付費・搬入費(リフォーム付帯費用=貸主負担)
部分補修が原則なのに全面張替えされているもの
- □ フローリング全面張替え(一部の傷に全面は不当)
- □ クロス全室張替え(損傷した面のみが原則)
1つでも該当すれば交渉の余地あり。詳細版は退去費用で払わなくていいもの一覧を参照。
払う必要があるもの
- ✅ ハウスクリーニング代(有効な特約がある場合)
- ✅ タバコのヤニ汚れの修繕(ただし減価償却あり)
- ✅ ペットの傷・臭いの修繕(ただし部分補修が原則)
- ✅ 故意に壊した設備の修理(ただし減価償却あり)
- ✅ 引越し時の傷の補修
「払う必要があるもの」でも減価償却+部分補修が原則。全面張替え・全額負担は不当です。
チェックリストの使い方
- 見積書の全項目を確認:1項目ずつ上のチェックリストと照合
- 該当項目をリストアップ:「払う必要ないもの」に該当する項目と金額をメモ
- 金額が大きい順に交渉:最も減額幅が大きい項目から指摘(1通目は1〜2点に絞る)
- メールで交渉:「ガイドラインによりますと〜」と根拠を示す。交渉メールの書き方参照
筆者の実例:チェックリストで発見した不当項目
筆者の見積書(710,300円)をチェックリストで確認した結果:クロス全面張替え289,300円→6年居住で残存価値1円→該当。フローリング全面張替え368,500円→部分補修が原則→該当。塗装工事55,000円→通常損耗→該当。鍵交換代→該当。エアコン洗浄→該当。ほぼ全項目に該当し、561,550円(79%)が減額されました。
よくある質問
Q. チェックリストに1つも該当しなかった
見積書が適正価格の可能性があります。ただし減価償却が正しく計算されているか、部分補修になっているかは別途確認してください。
Q. 該当項目があるのに管理会社が「契約書に書いてある」と言う
契約書の特約が最高裁3条件を満たしているか確認。満たしていなければ無効の可能性。特約の有効性参照。
Q. 既に支払ってしまった。取り戻せる?
不当利得返還請求として取り戻せる可能性があります。ただし支払い前の交渉より難易度は上がります。法テラス(0570-078374)に相談してください。
まとめ
見積書が届いたらこのチェックリストで「払う必要ないもの」を確認。1つでも該当すれば交渉の余地あり。ガイドラインを根拠にメール1通送るだけで数万〜数十万円の差が生まれます。
💰 退去費用シミュレーター
筆者の実例
送信ボタンを押す指が震えた。でも送ったら289,300円が消えた。メール1通で29万円。
実際の相談事例
「壁紙100%請求→ガイドライン説明→35%に」。知らない前提で100%請求する業界構造。
✅ 見積書チェッカー
あなたの見積書に含まれている項目をチェックしてください:
💡 火災保険(借家人賠償)で退去費用の一部が戻るケースがあります。詳しくはこちら

クロス289,300円→0円にしたメール、全文見せます
筆者が実際に管理会社に送ったメール全文。あなたの見積書の金額に変えてコピペするだけ。10パターンのテンプレート付き。71万→14万、79%減額の全記録。
→ メール全文をコピペする
📊 よく読まれている記事
※国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」および改正民法621条に基づく情報です。個別のケースは弁護士等にご相談ください。
参考:国土交通省ガイドライン|無料相談:消費者ホットライン 188|不動産適正取引推進機構